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アプリの開発経費を削減するお得な方法!【ものづくり補助金活用編】

ものづくり補助金事例紹介

【目次】

アプリの開発に利用できるものづくり補助金

「今までにない革新的なアプリ開発を自社で行いたい」と考えている企業は数多く存在しています。しかし、実際にアプリ開発を行うとなると、コストの負担は大きくなり、それが原因で諦めてしまう企業も少なくありません。

これらの悩みを持たれている企業におすすめなのが、補助金の活用です。

今回は、数ある補助金の中でもアプリ開発に活用できる「ものづくり補助金」の紹介をします。

補助金を活用できればコスト面での負担を大幅に抑えることができるため、何か方法がないかお探しの事業者様は、ぜひ参考にしながら活用についても検討してみてください。


弊社では補助金の申請サポートを行っています。初回相談は無料ですので、是非お気軽にお問い合わせください。

ものづくり補助金とは?アプリ開発でも活用できるの?

ものづくり補助金について

ものづくり補助金とは、「新サービスや試作品の開発」「ものづくりの生産プロセスの改善」を行うために設備投資費用等の一部を支援してくれる補助金のことです。

名前からして「ものづくり=製造業」が活用できる補助金と考えている方も多いかと思いますが、実は業種の縛りはほとんどなく、幅広い企業が活用することができるのです。

実際に製造業のみならず、小売業やサービス業といった企業だけではなく、アプリ開発を行う企業でも採択されている事例が多数存在しています。

これらのことから、アプリ開発で活用できる補助金をお探しの事業者にとっておすすめの補助金の一つとなっているので、積極的に活用していくことを検討してみましょう。

ものづくり補助金HP

ものづくり補助金の概要

ものづくり補助金の補助対象経費

ここからはものづくり補助金の簡単な概要について紹介します。「どのような補助金なのか?概要を知りたい」方は、ぜひ参考にしてみてください。


また、詳しいものづくり補助金の申請手順や流れなどについて詳しく知りたい方は、下の記事も併せてご確認ください。

【これさえ見れば全部分かる】ものづくり補助金を徹底的に解説!!

ものづくり補助金の対象事業者

ものづくり補助金は中小企業向けの補助制度となっており、対象は中小企業、個人事業主を含む小規模事業者です。

また、対象となる業種は、製造業だけに限らず、宿泊業や娯楽業、卸売・小売業、サービス業など幅広い事業者が対象となっています。

ものづくり補助金の補助上限額

ものづくり補助金は、他の補助金に比べても補助額の規模が大きいのが特徴の一つです。

通常枠での申請であれば、上限は750万円~1,250万円まで受け取ることが可能となっています。

ただし、ものづくり補助金の補助上限額や補助率は、企業規模等でも異なります。詳しくは下記の表で紹介していますので、そちらも確認してみてください。

従業員数補助額
従業員5人以下100~750万円
従業員6~20人100~1,000万円
従業員21人以上 100~1,250万円

アプリ開発で対象となる経費

ものづくり補助金には、対象となる経費があらかじめ決められています。その中でもアプリ開発において対象となる経費は下記の通りとなりますので、参考にしてみてください。

・機械装置費

・ソフトウェア等

上記の対象経費は、機械装置や専用のソフトウェアの制作、購入、借用などが当てはまります。

その他にも技術導入費や専門家経費などもものづくり補助金では対象です。

アプリ開発で採択された事例

ものづくり補助金を利用してアプリを開発する

ものづくり補助金において、アプリ開発で実際に採択された事例について紹介します。どのようなサービスが採択されているのか参考にしたい方はチェックしてみてください。

【採択事例①】観光客向け歴史巡りオリエンテーリングサービスの開発・提供

歴史やルーツに興味を持ち始める中高年及び観光客向けに、スマートフォンアプリで歴史物語を知るオリエンテーリングサービスを開発し提供。

このスマートフォンアプリを活用すれば、地図に埋もれた歴史建造物の詳細情報を確認することができたり、カメラで撮影することで歴史建造物の詳細を文字で確認することができたりと、観光客がより楽しめるサービスを提供しています。

また、アプリを使用してコースを巡ることでポイントが加算され、貯まったポイントは地域の特産品と交換することも可能です。

これらのアプリを開発するにあたって、スマートフォンと作業用のパソコン等はものづくり補助金にて購入の負担が軽減されています。

【採択事例②】服作り初心者向けの要尺計算アプリ開発

ミシンが売れるタイミングは、家庭において子供が入園・入学する時であり、国内における家庭内のミシン普及率は67%と高めです。また、近年ではハンドメイドに取り組む人が増えるなど、さらにミシンの普及率は高くなると予想されています。

しかし、問題となるのが「難しさ」であり、実際にミシンの普及率は高いものの、利用率は低いとされています。

このような背景から、利用者をもっと増やしたいと思い、「服作り初心者向けの要尺計算アプリ開発」を行いました。

このアプリを活用すればミシンの写真を撮影することで必要な生地の長さを算出することができ、適切な生地を選ぶことが可能になります。生地を買い替える必要もなくなるため、初心者でも服などをハンドメイドすることが容易になりました。

【採択事例③】アプリを利用した外出中の認知症高齢者お声がけシステムの開発

新たに始める新事業の一つとして、「認知症高齢者お声がけシステム」の開発を行いました。このアプリはBeaconセンサーとスマートフォンアプリを使用し、地域の人が事前にアプリをダウンロードすることで、もし認知症高齢者が近づいたときにアラートやメッセージで伝えてくれる機能です。

もともとは認知症高齢者を守るためのアプリとして開発されていましたが、現在では新生児用の見守りセンサーなど新しいサービスの開発にも繋がっているなど、以前よりも売り上げを伸ばしています。

アプリ開発にものづくり補助金が選ばれる理由

ものづくり補助金でアプリ開発の経費を抑えるには

アプリ開発にはものづくり補助金がおすすめと言われていますが、ここではその理由について紹介します。

【メリット①】デジタル技術を活用した取り組みは採択されやすい

アプリ開発にものづくり補助金がおすすめと言われる理由の一つに、デジタル技術を活用した取り組みが審査項目において加点される可能性が高い点があげられます。

実際にものづくり補助金の公募要領をチェックすると、「先端的なデジタル技術の活用、低炭素技術の活用、環境に配慮した事業の実施、経済社会にとって特に重要な技術の活用、新しいビジネスモデルの構築等を通じて、我が国のイノベーションを牽引し得るか。」という項目があり、これに当てはまるアプリ開発であれば加点をもらえ、採択される確率も上がるため、アプリ開発におけるものづくり補助金の活用はおすすめと言えるのです。

補助金は採択されなければ支援してもらえないため、まずは採択されることが重要です。採択がされやすい補助金を考える上で、ものづくり補助金は最適と言えるでしょう。

【メリット②】開発費は高額になるケースがほとんど

補助金を活用してアプリ開発を行う場合、多くの企業では開発を外注して依頼するケースが多いでしょう。アプリ開発は人件費やどのくらい開発期間がかかるのかによって料金が異なります。

規模が大きなアプリであれば膨大な費用がかかることが予想されますが、ものづくり補助金を活用できれば最大で1,250万円の支援が受けられるため、最小限の負担で抑えることができます。

補助額が大きいのもものづくり補助金がアプリ開発で選ばれている理由の一つなので、開発を委託しようと検討している場合は、特にものづくり補助金がおすすめです。

アプリ開発でものづくり補助金を活用する際の注意点

ものづくり補助金を申請する際の注意点

最後に、アプリ開発でものづくり補助金の活用を検討している事業者向けに、注意点を紹介します。

ものづくり補助金を活用するにあたって、何を注意すべきか知りたい方はチェックしてみてください。

自社で開発した際の人件費は対象外

アプリ開発を委託する場合は特に問題ありませんが、自社で開発してものづくり補助金を活用したい場合、自社で開発した経費については補助対象外となるので注意しましょう。

実際に公募要領には「自社の人件費」については対象外である記載があります。

そのため、自社で開発を検討している場合には人件費は対象にならず、開発に必要な設備のみとなりますので注意してください。

補助事業実施期間中に開発を完了する必要がある

2つ目の注意点としては、対象となるのは「補助事業期間中に開発を終えた場合のみ」であることです。

これは開発を外注する際に注意する項目となりますが、期間外に完了した取り組みについては、補助金がもらえない仕組みとなっています。

そのため、外注を検討している場合、スケジュールなども含めた打ち合わせをしっかりと行い、補助事業実施期間中に開発が終えられるよう進めていくことが大切で。す

補助金の振り込みは事業完了後となる

最後に、補助金は原則として後払いです。採択されてすぐに振り込まれるわけではなく、補助事業終了後、報告書を提出し、確定検査が終わったあとに振り込まれます。

振り込まれるまでの期間は長いため、資金不足にならないよう必要であれば資金を調達したりなど、資金管理には気を付ける必要があります。

まとめ

今回はアプリ開発で活用できるものづくり補助金について紹介しました。数ある補助金の中でも幅広い事業者が対象であり、補助額も規模が大きいため魅力的な補助金です。

アプリ開発には特におすすめの補助金なので、アプリ開発を考えている事業者様は、ぜひ補助金の活用についても検討してみてください。

ものづくり補助金は、他の補助金と比べても準備しなければならない資料が多く、手続きも複雑です。自社だけで進めるのに不安だと思われている事業者様は、専門家への依頼がおすすめです。


補助金オフィスでは申請サポートをするだけではなく、補助金の申請から交付までの工程をトータルでサポートしています。

ものづくり補助金における採択実績も多数ありますので、申請を検討中の事業者様は、ぜひお気軽にご相談ください。初回相談は無料です。


会社名株式会社Essencimo
代表取締役杉田龍惟
設立日2019/04/15
所在地東京都千代田区麹町1-6-3 クレール麹町402
資格認定支援機関取得済み