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【2023年度最新】IT導入補助金で個人事業主が申請する流れについて

IT導入補助金

補助金はどれも企業向けのものが多く、個人事業主やフリーランスは関係ないのではないかと思われている方も多いのではないでしょうか。

しかし、実際には個人事業主でも活用できる補助金が多数あり、うまく活用することで資金面での負担を軽減することが可能です。

補助金といってもさまざま種類がありますが、その中でも個人事業主やフリーランスでも活用できるのがIT導入補助金です。

今回はIT導入補助金へ初めて申請を検討されている方のために、概要から申請の流れについて詳しく解説するので参考にしてみてください。


弊社では補助金の申請サポートを行っています。初回相談は無料ですので、是非お気軽にお問い合わせください。

IT導入補助金の概要

IT導入補助金の説明

IT導入補助金公式HP:https://www.it-hojo.jp/

IT導入補助金は、中小企業や個人事業主等を対象とした制度の一つであり、ITツールの導入にかかる経費の一部を支援してもらえます。最近ではITツールのみならず、ハードウェア(パソコンやタブレットなど)の購入も認められるようになり、より注目を集めている補助金の一つです。

それでは具体的に対象者や申請枠、対象のITツールなどをまとめた表を下記で紹介していますので、簡単な概要について知りたい方は参考にしてみてください。

項目説明
対象者商工団体等・まちづくり事業に取り組む団体、企業、個人事業主等
申請枠・通常枠A・B
・デジタル化基盤導入類型
・複数社連携IT導入類型
対象のITツール・ソフトウェアの購入費
・クラウド利用料
・導入関連費
・ハードウェアの購入費(デジタル化基盤導入枠のみ)

上記の表で簡単にIT導入補助金についての概要を説明しましたが、もっと詳しく確認したい方は下記の記事も併せてご覧ください。

そもそも個人事業主でもIT導入補助金の申請が可能なの?

IT導入補助金,個人事業主

IT導入補助金を個人事業主が活用する場合、小規模事業者の要件に当てはまっていれば問題なく申請することが可能です。

具体的な個人事業主の条件については下記の表にまとめていますので、対象かどうかわからない方は参考にしてみてください。

業種従業員(常勤)
商業・サービス業5人以下
宿泊業・娯楽業20人以下
製造業その他20人以下

IT導入補助金に個人事業主が申請する流れについて

IT導入補助金申請流れ

ここからは、IT導入補助金に個人事業主が申請する流れについて詳しく紹介します。個人事業主が申請する際の流れについては、大きく分けると下記の5つです。

1.  IT導入支援事業者の選定・ITツールの選択

2.  GビズIDプライムの登録

3. SECURITY ACTIONの宣言

4.  交付申請

5.  採択

それでは一つひとつ詳しく解説していきます。

①IT導入支援事業者の選定・ITツールの選択

IT導入支援事業者とは、申請者と共同で補助事業を実施するパートナーのことを言います。具体的には生産性向上のためのITツールの提案や導入、事業計画の策定、申請サポートなどを実施します。

IT導入補助金では必ずIT導入支援事業者の選定が必要になりますので、個人事業主が抱える悩みなどを解決できる事業者とITツールを選定しましょう。

②GビズIDプライムの登録

GビズIDとは、行政サービスを受けるために必要な共通認証システムのことを言います。近年では補助金申請や交付時に活用されることが多くなっており、申請するにあたって必ず登録をしておかなければなりません。

GビズIDにはいくつか種類がありますが、その中でもGビズIDプライムへの登録を事前に済ませておきましょう。

GビズIDプライムの取得はギリギリになって登録する方もいますが、取得までには最短でも2週間程度はかかります。

せっかくIT導入補助金へ申請しようと思ってもGビズIDプライムの取得ができていなくて申請できなかったとなる可能性もあります。

早めの申請を検討している方は必ず先に取得しておきたいものとなりますので、忘れずに登録手続きを行ってください。

③SECURITY ACTIONの宣言

GビズIDプライムの取得に加え、SECURITY ACTIONの宣言が必要になります。

そもそもSECURITY ACTIONとは、中小企業や個人事業主自らが情報セキュリティ対策に取り組むことを自己宣言する制度のことです。安全で安心なIT社会を実現することを目的としていますので、IT導入補助金を活用するにあたって必ず宣言をする必要があります。

SECURITY ACTIONの宣言についての流れを簡単に説明すると、下記の3つのステップで進めていくことになります。

1. 取り組み目標を決める

2. 自己宣言をする

3. ステップアップする

上記のステップで進めていき、宣言が完了すると約1〜2週間程度でロゴマークのダウンロードができるようになります。

④交付申請

ここまでのステップがすべて完了したら、次に交付申請を行います。交付申請には事業計画書の策定が必要になりますので、事前に準備を進めておきましょう。

交付申請は電子申請となり、下記の流れで進めていきます。

1. 申請マイページから申請者の基本情報を入力する

2. 申請に必要な書類を添付する

3. IT導入支援事業者にて、導入するITツールの情報と事業計画値を入力する

4. 最終確認を実施し、問題なければ宣誓をして事務局へ提出する

以上が交付申請の流れです。申請が完了すると事務局により審査が実施されますので、申請者はその結果待ちをすることとなります。

⑤採択

審査が完了すると、事務局より申請マイページを通して採択結果について通知が届きます。無事に採択がされたら補助事業を実施していく流れとなります。

交付決定後の流れについて

IT導入補助金交付決定

IT導入補助金への申請が完了し、無事に採択がされたら次にやらなければならないのが補助事業の実施です。具体的な流れについては下記で紹介するのでそちらも参考にしてみてください。

①補助事業の実施

交付決定通知を受けたら、補助事業を実施します。

IT導入補助金に限らずですが、注意点としては交付決定前に対象となるITツールの購入をしないことです。フライングをしてしまうと対象経費として認められないので、その点は注意をして手順通りに進めるようにしましょう。

また、補助事業の実施も必ず交付決定を受けたあとに実施する必要があります。こちらも前もって進めることがないよう注意が必要です。

②事業実績報告

補助事業を実施したら事業実績報告を事務局に提出します。具体的な流れについては下記の通りとなっているのでそちらも参考にしてみてください。

1. 個人事業主の申請者が申請マイページより事業実績報告に必要な情報の添付を行い、事業実績報告を作成する

2. 事業実績報告を作成したあと、IT導入支援事業者が内容の確認をし、必要情報の入力を行う

3. 最終確認を実施し、申請者が事務局へ事業実績報告を提出する

③事業実施効果報告

補助事業が終了したあとは、事業実施効果報告が義務付けられています。これは、数値目標の進捗や結果などを報告する作業です。

報告内容は申請枠によっても異なりますが、例えば通常枠では3年間で1回の報告が必要となっているので必ず守るようにしましょう。

IT導入補助金の申請で個人事業主が必要になる書類は?

IT導入補助金申請必要書類

ここまで申請の流れについて紹介しましたが、IT導入補助金への申請をするにあたって個人事業主が準備すべき書類は何があげられるのでしょうか。

ここでは具体的に個人事業主が申請に必要な書類について下記の表でまとめていますので、参考にしてください。

必要書類取得場所備考
・運転免許証 ・運転経歴証明書 ・住民票・警察署 ・市役所提出する書類は3つのうち1種類で問題ありません。住民票を提出する際には発行から3ヶ月以内の新しいものである必要があります。
・納税証明書・税務署提出できるのは直近の納税証明書のみです。また、電子納税証明書は認められません。
・確定申告書B・税務署直近の確定申告書のみ提出可能です。

上記のように、提出に必要な書類は大きく分けて3種類です。取得についてもそれほど難しいものはないため、IT導入補助金への申請を検討されている方は事前に準備しておきましょう。

個人事業主が申請する際の注意点

個人事業主が申請する際の注意点

IT導入補助金は、ITツールやハードウェアの購入に活用できる補助金の一つですが、活用するにあたって注意すべき点がいくつかあります。せっかく申請するなら採択されたいと考える方が多いと思いますので、下記で紹介する注意点などもチェックしてみてください。

ハードウェアのみの購入にIT導入補助金を使えない

IT導入補助金ではデジタル化基盤導入枠が登場し、パソコンやタブレットなどのハードウェアの購入も対象となりました。

これだけを見るとパソコンを購入するためだけに使える補助金で便利だと思う方が多いと思いますが、実はハードウェア単体では申請できないのです。

IT導入補助金を活用するためには、ハードウェアとソフトウェア、ITツールなどもセットで申請することで初めて利用が可能になります。

この点を理解せず申請をしてしまうと採択はされませんので、注意してください。

一般的なWebサイトの構築だけでは利用できない

IT導入補助金は、一般的なWebサイトやホームページなどの構築で利用することはできません。あくまでも生産性の向上や業務効率化のための構築でなければならないのです。

例えば、分かりにくかった予約管理を、一元管理システムを導入することで作業負担が軽減されるとともに業務効率も良くなったなど、生産性の向上や業務効率化につながる取り組みでなければなりません。

業種などによってどのITツールを導入するべきかが異なりますが、一般的なWebサイト構築ではなく、経営課題を解決するためのITツールとは何かを考えておくことが大切です。

今後のIT導入補助金のスケジュールについて

今後のIT導入補助金のスケジュール

IT導入補助金は、通年で公募が行われている補助金の一つです。2023年からも活用できる補助金の一つとなっているため、これから申請を検討している個人事業主の方はスケジュールについても把握しておきましょう。

今後のスケジュールについては下記の通り進められる予定です。

申請枠日程(締切日)
通常枠(A・B類型)・9次締切分/12月22日
デジタル化基盤導入枠・17次締切分/12月22日 ・18次締切分/1月19日 ・19次締切分/2月16日
セキュリティ対策推進枠・19次締切分/12月22日 ・19次締切分/1月19日 ・19次締切分/2月16日

IT導入補助金の通常枠(A・B類型)とデジタル化基盤導入枠についても詳しく説明しております。
気になる方はこちらからご覧ください。

まとめ

今回はIT導入補助金で個人事業主が申請する流れについて紹介しました。IT導入補助金は個人事業主でも活用することができ、最近ではデジタル化基盤導入枠でパソコンやタブレットのハードウェアも対象経費として認められるなど、注目を集めている補助金です。

特にITツールと一緒にハードウェアの導入も検討されている個人事業主にとっておすすめの補助金となっておりますので、今回紹介した内容も参考にしながら申請すべきか検討してみてください。


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