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【農業従事者必見】農業でのものづくり補助金の採択例・採択のコツまとめ!

ものづくり補助金事例紹介

農業でものづくり補助金を活用する

農業にも活用できるものづくり補助金

【目次】

農業の設備は高価なものが多く、「設備導入にかかるコストの負担を抑えられる方法はないの?」と思われている方も多いでしょう。

このような悩みを持たれているケースで活用を検討してもらいたいのが「ものづくり補助金」です。

ものづくり補助金は規模も大きく、採択がされればあらゆる設備導入の負担を軽減させることができます。

今回は農業でも活用できるものづくり補助金について詳しく解説するので、「どのくらい補助金を受け取れるのか?」「活用にあたっての要件は何か」など、知りたい方は参考にしてください。


弊社では、ものづくり補助金をはじめとする補助金の申請サポート支援を行なっています。初回相談は無料ですので、ぜひご相談ください。

ものづくり補助金とは?農業でも活用可能?

ものづくり補助金を農業に活用

ものづくり補助金とは、中小企業庁が実施する補助制度の一つであり、中小企業、小規模事業者等が活用できる補助金のことです。

簡単に説明すると、下記にある取り組みを実施する事業者を支援するためにものづくり補助金は作られました。

・新しい商品の開発
・新しいサービスの開発
・生産プロセス改善や生産性の向上など

ものづくり補助金は他の補助制度と比べて人気が高く、幅広い企業が活用しています。

その理由の一つとして、ものづくり補助金は受け取れる補助額が高額なことがあげられます。

規模が大きな設備の導入に活用しやすい補助金となっているので、人気が高いのが特徴です。

また、ものづくり補助金は特定の業種に活用できるものではなく、幅広い事業者が活用できる補助金です。

実際に製造業や建設業だけではなく、卸売業、旅館業、小売業などでも活用されており、農業でも活用されるシーンが増えています。

要件さえ当てはまっていれば活用できるのが魅力の一つでもあるので、農業に活用できる補助金をお探しの方は、ものづくり補助金の活用について検討してください。


ものづくり補助金に関して詳しくははこちらの記事で紹介していますので、合わせてご覧ください。

農業でものづくり補助金を活用するための条件は?

農業でものづくり補助金を活用する場合には、下記の数字以下に当てはまっていることが条件となります。それほど厳しい条件ではないため、多くの中小企業、小規模事業者が活用できるでしょう。

【条件】
資本金:3億円以下
常勤従業員数:300人以下

また、ものづくり補助金には基本要件があり、上記で説明した条件に加えて下記要件を満たした事業計画書を策定しなければなりません。

・付加価値額+3%以上/年
・給与支給総額+1.5%以上/年
・事業場内最低賃金を地域別最低賃金の+30円以上

これらの要件は必ず守らなければならない部分となり、要件未達の場合は補助金の返還義務が発生する恐れもあります。

上記で紹介した対象者や要件は、申請にあたって最低限守らなければならない部分となるので、あらかじめ把握しておくことが大切です。

受け取れる補助上限額と補助率

ものづくり補助金の補助上限額と補助率ですが、申請枠によっても大きく異なります。実際に申請できる枠は5つあります。ここではそれぞれの補助上限額と補助率について紹介するので参考にしてください。

 従業員数5人以下従業員数6~20人従業員数21人以上補助率
通常枠100万円~750万円100万円~1,000万円100万円~1,250万円1/2(小規模事業者は2/3)
回復型賃上げ・雇用拡大枠100万円~750円100万円~1,000万円100万円~1,250万円2/3
デジタル枠100万円~750万円100万円~1,000万円100万円~1,250万円2/3
グリーン枠(エントリー類型)100万円~750万円100万円~1,000万円100万円~1,250万円2/3
グリーン枠(スタンダード類型)750万円~1,000万円1,000万円~1,500万円1,250万円~2,000万円2/3
グリーン枠(アドバンス類型)1,000万円~2,000万円1,250万円~3,000万円2,000万円~4,000万円2/3
グローバル市場開拓枠100万円~3,000万円1/2(小規模事業者は2/3)

上記のように、補助額は従業員規模によっても異なりますが、従業員数が21人以上の場合、最大で受け取れる補助額は1,000万円を超えます。

他の補助制度と比べても思い切った支援をしてくれるのがものづくり補助金なので、農業における設備投資等に活用しやすいのが特徴です。

ものづくり補助金の対象経費は?

ものづくり補助金で認められている対象経費については、下記にまとめているのでそちらをチェックしてください。

1. 機械装置・システム構築費
2.専門家経費
3.技術導入費
4.運搬費
5.外注費
6.知的財産権等関連経費
7.クラウドサービス利用費
8.原材料費

上記が一般的にものづくり補助金で認められている経費となります。その他にも海外旅費や広告宣伝、販売促進費なども認められていますが、それらは「グローバル市場開拓枠」のみ認められている経費です。その他の申請枠では認められていないので注意しましょう。

ものづくり補助金は規模が大きく魅力的な補助制度の一つとして知られていますが、あらかじめ対象となる経費は決められています。当てはまるものでないと対象とは認められず補助金を受け取れないので、その点は注意が必要です。

その他にも注意しなければならない点としては、土地や建物の購入費は対象経費として認められないことです。

例えば収穫量をアップさせるために土地を購入するなどは認められませんし、ビニールハウスを新たに建てるといった内容も対象外の経費となります。

少々難しい内容ではありますが、それらで補助金は活用できず、すべて実費となることを把握しておきましょう。

また、汎用性があるものも経費として認められません。例えばスマートフォンやPCなどは汎用性があるものなので、導入する場合は実費となります。

このように、ものづくり補助金には対象経費と対象外となる経費があります。あらかじめ把握せずに購入してしまうと、後々負担が大きくなってしまうケースもあるため、経費として認められるものと認められないものは事前にしっかりと把握しておくことが大切です。

ものづくり補助金HP

農業でのものづくり補助金の採択例

ものづくり補助金の農業の採択例

ものづくり補助金では、農家を営む多くの事業者が採択されています。ここでは実際に採択されたケースについて、一覧で紹介しているので参考にしてください。

①【事業名】
脱水装置導入による廃菌床の燃料化
【導入設備】
廃菌床を脱水する装置の導入

②【事業名】
製造環境整備と生産データ管理のIT化によるほしいもの品質向上と販売拡大
【導入設備】
コンピュータ制御が可能な蒸かし庫、クリーンルームの導入

③【事業名】
茨城特産の糖度の高い干し芋の安定かつニーズに応じた供給体制の確立
【導入設備】
低温除湿乾燥機の導入

④【事業名】
高度環境制御による高品質・省コスト・エコロジー型ユリ切り花生産
【導入設備】
光環境改善のための遮光スクリーン装置、湿度環境改善のための保温スクリーン装置の導入

上記はものづくり補助金で実際に採択された事例ですが、これらは一部であり、そのほかにも農業での採択事例は数多くあります。

ものづくり補助金は農業にマッチした補助制度の一つでもあるため、新しい設備の導入等を検討されている方は、ぜひ活用について検討してください。


個人事業主の方に広くお勧めの補助金はこちらで紹介しています。農業の個人事業主の方にもおすすめです。

農業分野で採択されるためのポイント3選

ものづくり補助金を採択されるポイント

ものづくり補助金は農業でも活用することができ、規模も大きく魅力的な補助金となっておりますが、100%活用できるとは限りません。

補助金には事前の審査があり、それに採択されて初めて活用することができます。実際にものづくり補助金の採択率は40%~50%程度とそれほど高くはありません。

そこで、この見出しでは農業分野で採択されるためのポイントについて紹介します。採択されるために何を対策すればいいのか知りたい方は参考にしてください。

①革新性が重要

ものづくり補助金では、他にはない革新的な事業内容であることが高い評価をもらうために大切です。

他にはないと言っても、世界初の試みというわけではなく、例えば地域初の試みなど他の農家と比べて先進的な事業内容であれば問題ありません。

既に存在する事業内容を提出したとしても、革新性がないと判断され、不採択となるケースが多くなるため、まずは他にはない事業であるかどうかをしっかりと検討することが大切です。

②審査項目に沿った事業計画書を作成する

ものづくり補助金には、あらかじめ審査項目が用意されています。具体的には下記の4つの項目に沿って審査が進められます。

・技術面
・事業化面
・政策面
・加点項目

上記の項目に沿っていない事業計画書をはじめとする申請書類は、審査においては良い印象を与えることができず、不採択となるケースが多くなるでしょう。

審査項目については公募要領などを熟読することで詳しい内容が記載されているので、事業計画書等を作成する前には事前にチェックしておくことが大切です。

また、審査項目の中でも加点項目は重要度が高いと言われています。加点項目の有無で採択率も大きく変わるなど、大切な部分となるので加点項目はなるべく多く付けられるように工夫することが大切でしょう。

③専門家へ依頼する

ものづくり補助金は農業分野でも活用することができる補助金の一つです。しかし、実際に申請しようと思うと、「複雑すぎて何がなんだかわからない」と頭を抱えるケースも多いのが現状です。

実際に申請には手間暇がかかりますし、すべて完成したとしても必ずしも採択されるわけではありません。不備等があれば一生懸命準備しても不採択となるケースが多くなってしまうため、なるべく負担の少ない方法で申請したいと考える事業者も多いでしょう。

補助金申請における負担を大幅に減らす方法としては、専門家へ依頼する方法があります。申請サポートを実施している専門家なら、補助金申請にかかる手間を大幅に減らせるだけではなく、採択されるポイントも把握しているため、自分自身で申請するよりも採択される確率が上がります。

特に「補助金の申請はしたいけど、本業にも集中したい。忙しくて申請準備まで手が回らない」という方にはおすすめの方法の一つなので、補助金のことはプロに任せたいと思われている方は活用について検討してください。

まとめ

農業に活用できる補助金の一つとして、最も人気があるのがものづくり補助金です。

補助金の規模も大きく、設備投資にも活用できるため、コストの負担を大幅に抑えることができます。

特に「新しいサービスを始めたい」「負担を減らして設備投資をしたい」方にはおすすめの補助金なので、ぜひ活用について検討してみてください。


補助金オフィスでは、ものづくり補助金や事業再構築補助金などの申請サポートを行っています。累計100件以上の採択実績と90%以上の採択率があります。事前準備から補助金交付後の報告書まで一気通貫でサポートさせて頂いております。詳しいサービス内容につきましてはこちらをご覧ください。

また、初回相談は無料となっています。補助金に関するお悩みやご相談をお持ちの方は是非お気軽にお問い合わせください。