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新型コロナウイルスは、今もなお終わりの見えない厳しい状況が続いています。特に企業にとっては営業時間の短縮や、規模縮小など通常営業が行えないところも多いのです。
このような売上が減少している事業者を対象に、国や地方自治体はさまざまな支援策を打ち出しています。令和4年1月からはコロナ禍によって売上が減少した事業者を対象にした事業復活支援金も始まりました。
さらに、地方自治体では事業復活支援金に上乗せ支給を行うところもあるなど、幅広く支援しています。
しかし、上乗せ支給に関しては各地方自治体によって実施の有無が異なります。この記事では、各自治体の上乗せ支給状況について調べましたので、参考にしてみてください。
なお、事業復活支援金についての最新情報は下記でも詳しく紹介しているので、申請していない方はそちらも参考にしてください。
・「【2022年最新】事業復活支援金の詳細決定!最大250万円の給付!いつから申請が開始されるの?」
引用:https://www.pref.kumamoto.jp/uploaded/life/126353_239172_misc.pdf
熊本県では、第6波の影響を踏まえて、事業復活支援金に県独自の上乗せ支給をすることを決定しました。
第1弾と第2弾の実施が予定されていますが、特に第1弾は事業復活支援金の要件と殆ど変わらず、売上が30%以上減少していれば支給されます。
令和3年11月から令和4年3月のいずれかの月の売上高と平成30年11月から令和3年3月までの任意の同じ月の売上高が30%以上または50%以上の場合に支給されます。
法人:40万円
個人事業主:20万円
法人:20万円
個人事業主:12万円
事業復活支援金の施行状況を見て、3月下旬頃から開始予定です。
引用:https://tokushima-jigyokeizokuouenkin.jp
徳島県では、新型コロナウイルス第6波において、厳しい経営状況に直面している中小企業の事業者を対象に事業復活支援金に上乗せする形で独自の支援金を支給しています。
中小企業であり、徳島県内に事業所があれば対象となりますので、本社が県外にあるという事業者も問題なく申請可能です。
また、法人ではなくフリーランスも対象となります。例えば雑所得や給与所得で確定申告をしている方も申請することができます。
詳しい内容は下記の見出しでも紹介しているので、そちらも参考にしてみてください。
新型コロナウイルスの影響を受けている事業者またはフリーランスで、令和4年1月または2月の売上高が、2019年1ヶ月以降の同じ月と比較して30%以上減少していることが条件です。
また、徳島県内で事業を行っていることも条件となり、感染防止対策の徹底を行っている必要があります。
また、令和3年12月31日までに徳島県内で開業していることも条件となります。
支給金額の算出方法は下記のとおりです。
支給金額=(基準期間の売上合計)-(対象付きの売上)×2
上限額は下記のとおりとなっているので参考にしてみてください。
法人:40万円以内
個人事業主またはフリーランス:20万円以内
申請はすでに開始しており、令和4年2月24日から令和4年5月31日までです。
引用:https://shiga-keizokushien.com
滋賀県では、新型コロナウイルスによって影響を受けた事業者を対象に、令和3年8月から事業継続支援金がスタートしました。
現在まで継続されている支援金となっており、現在では第4期の申請を受け付けています。
第1期から第4期までそれぞれ申請条件は異なりますので、申請を検討されている方は要件などをしっかりと確認しましょう。
滋賀県の事業継続支援事業第4期の要件は、国の事業復活支援金を受給し、県内に事業所を構えている事業者が対象です。
事業復活支援金に上乗せする形で支給されるため、すでに受給している事業者はさらなる資金を支援してもらえるでしょう。
また、申請する際には、事業復活支援金の受給を示す書類の提出が求められるので、すでに受給されている方は処分しないよう保管しておきましょう。
支給額は、要件を満たしている法人、個人事業主に一律で支給されます。
法人:20万円
個人事業主:10万円
また、1事業者あたり1回までの申請となりますので、何度も申請することはできません。しかし、第1期〜第3期との併給は可能なので、継続して申請することができます。
申請受付は令和4年3月16日から開始しています。終了時期は現時点では未定となっていますが、令和4年7月中に終了する予定です。
引用:https://www.pref.mie.lg.jp/common/content/001001538.pdf
三重県内の中小企業の経済活動を活発化させるため、県独自の上乗せ支給が行われています。正式名称は地域経済復活支援金です。
中小法人や個人事業者を対象にした支援策なので、要件に当てはまる事業者は活用について検討してみてください。
申請するにあたって、まん延防止等重点措置の影響によって経済活動をストップせざるを得ない事業者を対象としています。そのため、単なる売上減少では申請することができないので注意してください。
また、三重県内に本店または事業所を構えている事業者を対象としています。県外のみに事業者を構える事業者は対象外なのでこちらも注意してください。
そのほかにも注意点としては、三重県飲食店時短要請等協力金との併給はできません。すでに受け取られている事業者は申請できないので注意しましょう。
支給要件は、2022年1月から3月のいずれかの売上高が、2019年〜2022年の同月と比べて30%以上減少していることです。
上記要件を満たしている場合のみ、国の事業復活支援金とは別に三重県から支給してもらえます。
法人:30万円
個人事業主またはフリーランス:15万円
注意点としては、国の事業復活支援金の受給予定額を含んだ算出方法になります。具体的には下記のような算出方法になるので参考にしてみてください。
算出式:支給額=[(比較年の1月〜3月の売上高合計)−対象月の売上×3]−事業復活支援金の受給額×3/5
申請受付は令和3年3月2日から開始しています。期限は6月15日までとなるため、それまでに申請書の提出を行いましょう。
引用:https://www.pref.ishikawa.lg.jp/kinyuu/keieishien/documents/summary.pdf
石川県では、新型コロナウイルスの影響を受けている事業者を対象とした、国の事業復活支援金に上乗せ支給する形の石川県事業復活支援金制度を実施しています。
石川県は他の地域と比べても手厚い支援が行われているため、事業所を構えている方は積極的に活用することをおすすめします。
要件は、国の事業復活支援金を受給した事業者が対象です。すでに受給していれば追加支援として石川県の支援制度も活用することができます。
ただし、国の給付通知書など、事業復活支援金で提出した書類が必要になるため、必ず保管しておくようにしましょう。
万が一処分してしまった方は支援金を受け取れないので注意してください。
中小企業の法人:一律50万円
個人事業主:一律20万円
売上減少幅が50%以上の事業者は、50万円の支給がされるので、国の支援金と合わせると法人が300万円、個人事業主が70万円の計算になります。
中小企業の法人:一律30万円
個人事業主:一律12万円
売上減少幅が30%以上50%未満のケースでは、法人が合計180万円、個人事業主が合計42万円の計算になります。
申請受付は令和4年1月31日からスタートしています。期限は5月31日までとなっているため、まだ申請されていない事業者は期限内に提出しましょう。
引用:https://fukui-jigyo-keizoku.com
福井県は、県独自の中小企業者等事業継続支援金を行っています。現在では令和4年1月〜4月分の申請受付を行っており、3月28日からは制度の改正が行われます。
ここでは改正後の内容について紹介しますので、参考にしてみてください。
3月28日からは、対象月が令和4年3月までだったものを、4月まで拡大しました。
要件は月の売上高が3年前、2年前または前年の同じ月と比べて30%から50%以上減少で対象となります。
原則、1回までの申請となっていますが、追加給付対象となるケースもあります。そのため、追加給付の手続きについても確認しておくといいでしょう。
1事業者あたり:30万円
1事業者あたり:20万円
1事業者あたり:10万円
受付開始時期は令和4年2月28日から始まっています。期限は以前まで5月31日までとなっていましたが、現在は6月30日まで一ヶ月間延長がされています。
そのため、まだ申請を行っていない事業者は、この機会に活用してみてください。
支援金の情報は、国や地方自治体など幅広く存在しています。融資などとは異なり、対象となれば支援金を受け取れるなど、できる限り積極的に活用したほうがいいでしょう。
しかし、これらの情報は意外と表立って報道されることもなく、気づいたら終了していたとなるケースも多々あります。
せっかく対象でも申請ができなければ意味がないので、ここでは支援金情報をいち早く入手する2つの方法をご紹介します。
情報をいち早く入手するためには、国や地方自治体の公式サイトをチェックすることが大切です。
例えば、東京都で事業を営んでいるなら、東京都の公式サイトをこまめにチェックすることでさまざまな支援策を見逃すことはありません。
実際のこの記事でも紹介したように、各地方自治体では独自の支援策も幅広く実施しています。給付金も10万円以上に設定している自治体が多いため、定期的にチェックすることをおすすめします。
支援金に関しては、申請期限も比較的短いことが特徴の一つでもあるため、見逃さないように情報収集しておくことが大切です。
支援金などの情報は、検索サイトを活用することもおすすめです。例えば、「補助金オフィス」では、補助金検索の項目を活用することで、補助金から支援金まで幅広い情報を一括検索できます。
例えば下記のように、コロナ関連にチェックを入れ、検索をすることで各都道府県の情報が結果として表示されます。
公式サイト:
https://hojokin-office.essencimo.co.jp/?post_tag_subsidy%5B%5D=covid19&s=&post_type=subsidy
最も手っ取り早く検索する方法でもあるので、こういった検索サイトもうまく活用することがおすすめです。
今回は新型コロナウイルスの事業復活支援金の上乗せ支給について紹介しました。各都道府県で制度の内容が異なることもありますし、実施していない地域もあります。
これらの情報は今後も更新される可能性がありますので、定期的に調べておくことが大切です。
この記事で紹介したように、公式サイトや補助金オフィスの検索サイトを活用することで効率よく調べられるので、うまく活用しながら情報を見逃さないようにしましょう。