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【20次公募】ものづくり補助金 採択結果からみる’’業種別’’傾向と今後の申請対策

ものづくり補助金

採択結果 分析

ものづくり補助金〈第20回公募〉の採択結果が公表されました。
本記事では、全体の採択率や業種別の傾向、採択企業に共通するポイントなどをデータに基づいて詳しく分析します。

次回以降の申請を検討している事業者の方は、今後の戦略づくりの参考にしてください。


補助金オフィスでは、補助金の申請支援を行っています。

「自社は補助対象になるの?」「補助金を使いたいがどうすればいいのかわからない」「いくら補助をもらえるか知りたい」等のお悩みのある方はぜひお気軽にお問い合わせください。

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ものづくり補助金とは

ものづくり補助金とは、中小企業庁が所管する補助金の一つで、中小企業や小規模事業者が直面する製品開発や生産プロセスの課題に対応するために必要な設備投資等の費用を一部補助する事業です。

ものづくり補助金は中小企業等を支援するための補助金となっていますが、対象の幅は広く、個人事業主でも申請することは可能です。

補助額も大きく、規模が大きな補助金となっていますので、2025年も注目される補助金の一つと言えるでしょう。

補助上限額

ものづくり補助金の補助上限額は申請枠や従業員数によって異なります。申請の際は十分に注意してどの補助上限額が適用されるか確認してください。

【重要事項(第21次公募より適用)】
21次公募より、従業員数が0名の場合は申請ができなくなりました。
また、補助対象者になるためだけの目的で新たに従業員を雇用することは認められていません。
今後、申請を検討されている場合は、早めの採用活動を行うことをおすすめします

①製品・サービス高付加価値化枠

従業員数補助上限額 (補助下限額:100万)
5人以下750万円 (850万円)
6~20人1,000万円 (1,250万円)
21~50人1,500万円 (2,500万円)
51人以上2,500万円 (3,500万円)

※()内の金額は大幅な賃上げに係る補助上限額引上げの特例が適用された場合

②グローバル枠

補助上限額:3,000万円(4,000万円)

補助下限額:100万円

※()内の金額は大幅な賃上げに係る補助上限額引上げの特例が適用された場合

補助率

申請枠補助率
①製品・サービス高付加価値化枠中小企業:1/2
小規模企業・小規模事業者及び再生事業者:2/3
②グローバル枠中小企業:1/2
小規模企業・小規模事業者:2/3

※最低賃金引上げに係る補助率引上げの特例が適用された場合は、申請枠や事業者の分類に関係なく補助率は2/3に上昇

補助対象経費

ものづくり補助金では、50万円以上の設備投資(機械装置等)を行うことが必須条件となっています。

機械装置・システム構築費、運搬費、技術導入費、外注費、専門家経費、クラウドサービス利用費、原材料費など

上記の経費以外にも、グローバル枠では海外旅費、通訳・翻訳費、広告宣伝・販売促進費などが補助対象経費となります


現在が公募中の22次公募に関してはこちらをご覧ください。

20次公募 採択結果

項目内容
申請件数2,453件
採択件数825件
採択率33.6%

採択件数の内訳は以下の通りです。

区分採択件数採択率
製品・サービス高付加価値化枠784件34.4%
グローバル枠41件23.2%
合計825件33.6%

今回の公募でも当社では申請支援を多数実施し、主にシステム開発や業務効率化設備導入などを中心にサポートを行いました。平均申請金額は約837万円と高付加価値化を目指す企業支援が増加傾向にあります。

採択率の推移と特徴

・採択率は19次(31.8%)→20次(33.6%)でわずかに上昇

・申請件数は約半減(5,336→2,453)しており、制度改定や審査厳格化のほかに補助金制度の多数開催の影響が見られる

・全体として「小規模事業者・DX投資」案件の比率が増加

・グローバル枠(海外展開案件)は採択件数が減少しており、競争率がより高まった

全国の採択テーマ傾向

今回の採択結果をテーマ別に見ると、全国的に「AI・DX・省人化」に関連する取り組みが一層増加している傾向が見られます。
下表は、19次公募と20次公募における主要分野ごとのテーマ傾向をまとめたものです。

分野19次傾向20次傾向
製造業設備更新・省人化・自動化AI・IoTを活用したデジタル生産管理
ITサービス業予約・在庫管理などの基幹システム導入SaaS開発・生成AI・業務効率化クラウド
医療・福祉医療機器導入、遠隔診療動物医療・検査分析AIなどが増加
食品業製造ライン改善、冷凍設備特産品ブランディング・EC販路拡大
観光・地域活性地域資源を活かした新商品開発DXによる観光体験の高度化(翻訳AI、予約管理)

19次では省力化・自動化などの設備導入案件が中心でしたが、20次ではAI・IoT・DXを活用した業務効率化や新サービス開発が顕著に増加しました。実際、採択リストでも「AI監視システム」「SaaS開発」「IoTスマートロッカー」などデジタル関連のテーマが多く見られます。
ただし、食品や観光分野では引き続き地域資源の高付加価値化を目指す取組も多く、全体としては「デジタル活用×地域特性」を両立させたテーマが増えている点が特徴的です。

今後の展望

今後の公募では、以下の3つの潮流がより鮮明になると予測されます。

①テクノロジートレンド

生成AIの活用はさらに深化し、業種横断的な応用と自動化が拡大しています。
「医療×デジタル」「製造×AI解析」「物流×IoT」など、異分野融合による新しい価値創出が加速する見込みです。

②社会課題解決とGXの実装

GX分野では、環境負荷低減や再資源化の仕組みづくり、
地域資源を活かした循環型ビジネスモデルの構築が注目されています。
単なる省エネ投資ではなく、「脱炭素+生産性向上」を両立する取組みが採択の鍵となります。

③インクルーシブな価値創造

多様性やウェルビーイングを重視する流れが強まり、
性別・年齢・地域を超えて価値を共有する事業が増加しています。
フェムケア、高齢者支援、障がい者雇用など、人に寄り添う社会的テーマが深化しており、
“人中心のDX”が次世代の方向性として定着しつつあります。

22次公募の申請傾向と見通し

制度変更により、今後の申請傾向は以下のように変化すると見られます。

  • 「人を雇っている企業」が中心に
    → 従業員0名企業の申請が除外されたことで、より「事業としての持続性・雇用効果」を重視する審査方針へ
  • 内容の独自性・新規性が一層重要に
    → 類似案件の再申請はペナルティ対象となるため、差別化されたテーマ設計が鍵
  • 補足資料の拡充で審査はより定量的に
    → 数値計画やKPI設定など、具体性のあるデータ提出が採択の明暗を分ける可能性

まとめ

今回は、ものづくり補助金〈第20回公募〉の採択結果について、全体の採択率や業種別の傾向、採択企業に共通する特徴を分析しました。
採択結果の推移を把握することで、審査の重視ポイントや事業計画の改善方向がより明確になります。
次回以降の申請を検討されている事業者の皆様は、今回の結果を参考に、早めの準備と戦略的な計画づくりを進めましょう。


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会社名株式会社Essencimo
代表取締役杉田龍惟
設立日2019/04/15
所在地東京都千代田区麹町1-6-3 クレール麹町402
資格認定支援機関取得済み