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省力化補助金
今回は中小企業省力化投資補助金を使って印刷用紙高積装置を導入する方法について解説します。
補助金を活用すると製品導入費用を安くすることができるため、コスト削減の方法をお探しの事業者様は、ぜひ補助金の活用をご検討ください。
弊社では補助金の申請サポートを行っています。初回相談は無料ですので、是非お気軽にお問い合わせください。
目次
中小企業等の付加価値額や生産性向上を図るとともに、賃上げにつなげることを目的として、経済産業省の中小企業庁が主体となって交付する補助金です。
中小企業庁が発表する製品カタログに掲載されているIoT、ロボット等の省力化に効果があるとされる製品を導入するための事業費等の経費の一部が補助されます。
単体で省力化や自動化に繋がる製品が対象となるため、ソフトウェアのみの製品や他の製品と組み合わせて初めて効率化が可能となる製品等は補助対象外です。
令和5年度補正予算が閣議決定され、2024年度から始まる補助金の一つです。中小企業省力化投資補助金への予算額が1000億円と大きいことから、採択される件数が多いと予想されるため、積極的に活用したい補助金です。
中小企業省力化投資補助金は、具体的にいくら受け取れるのか気になっている方も多いでしょう。補助額については、従業員数に応じて変動があるので、詳しくは下記の表をご覧ください。
従業員数 | 補助率 | 補助上限額 (大幅な賃上げを行う場合) |
5人以下 | 1/2 | 200万円 (300万円) |
6~20人 | 1/2 | 500万円 (750万円) |
21人以上 | 1/2 | 1000万円 (1500万円) |
通常の申請であれば従業員数に応じて上記の補助額となりますが、中小企業省力化投資補助金には賃上げ要件があり、それを満たす事業者に対しては補助額が上乗せされます。
中小企業省力化投資補助金に関してはこちらの記事で詳しく解説しています。
製品カテゴリに関する要領では、今回省力化投資補助金で導入できる印刷用紙高積装置は、印刷前の紙積みにおけるワンプ剥き作業・反転作業・検品作業において、作業を省力化し効率的に行う装置とあります。
印刷用紙高積装置の製品カテゴリの要領(一部抜粋)
対象業種
印刷・同関連業
対象業務プロセス
印刷
利用が想定される中小企業
印刷・同関連業務を行う事業者
価格や導入費用
数百万円~一千数百万
中小企業省力化投資補助金は通常の補助金申請とは異なり、カタログ型をとるため申請手順が少し複雑になります。
①GBizIDを取得する
②カタログを参照し、導入製品・省力化製品販売事業者を選定する
③公募要領をもとに、省力化製品販売事業者と補助金の共同申請を行う
このように省力化製品販売事業者と連携をとって申請を行う必要があります。
省力化投資補助金を利用するためには必要な書類を提出しなければなりません。その際に必要となる事項として以下の三点挙げておきます。
・カタログからの選択
・人手不足の状態にあることの確認
・省力化実施のための事業計画作成
省力化投資補助金が交付されるためには、導入する製品が補助対象としてカタログに登録されている必要があります。またその購入先となる販売店についても、あらかじめ当該製品を取り扱う事業者としてカタログに登録されている必要があります。
以下のいずれかに当てはまるものを選択し、省力化を進める必要があることを事業計画の中で説明します。
①限られた人手で業務を遂行するため、直近の従業員の平均残業時間が30時間を超えている。
②整理解雇に依らない離職・退職によって従業員が前年度比で5%以上減少している。
※ただし、非正規雇用が主体の事業者については総労働時間を従業員数で代替することとする。
③採用活動を行い求人を掲載したものの、充足には至らなかった。
④その他、省力化を推し進める必要に迫られている。
カタログに掲載されている製品を用いて、労働生産性の向上目標を達成する見込みの事業計画を作成する必要があります。更に事業計画の中では以下の三点について説明しなければなりません。
①導入製品の使用方法について
②製品の導入により期待される省力化の効果
③省力化により既存業務から抽出できると期待される時間・人員の使途
印刷用紙高積装置は、印刷前のワンプ剝き作業・反転作業・検品作業を省力化し、効率的に行う装置です。従来の手積みでの重労働な紙積み作業を装置で代替することで、労働負荷を軽減するとともに、熟練技術を不要にします。
株式会社ミューテック
①反転高積紙揃機 ミューパイルジョガー
従来、手積みで行っていたワンプ剥き、反転、検品などの重労働をミューパイルジョガー1台で簡単に行えます。全ての性能を備えた高積紙揃機です。
・作業負荷を大幅に削減する「くわえ前進機能」搭載
・フレームは1枚の鉄板を曲げた構造で高い耐久性
・テーブルはチェーン4本で昇降し、高い安全性を実現
・当社独自の扇状振動方式で、誰でも簡単に紙揃えが可能
・除電エアーはダイヤルで紙質に合わせた風量調整が可能
・紙送りローラーは速度調整、巻き込み防止機能付
・除電装置により、紙粉やフィーダーストップの削減に貢献
・対応紙サイズは四六半裁判~四六全判
②反転高積紙揃機 ミューパイルジョガー Global
従来、手積みで行っていたワンプ剥き、反転、検品などの重労働をミューパイルジョガー1台で簡単に行えます。コストパフォーマンスに優れた高積紙揃機です。
・独自の扇状振動方式で、誰でも簡単に紙揃えが可能
・除電装置により、紙粉やフィーダーストップの削減に貢献
・除電エアーはダイヤルで紙質に合わせた風量調整が可能
・紙送りローラーは速度調整、巻き込み防止機能付
・反転ローラーは作業しやすい角度調整が可能で且つ、紙を捌きやすい自動搬送式の大口径ローラーを採用
・超薄紙から厚紙まで対応
・対応紙サイズは菊半裁判~菊全判
③反転高積紙揃機 ミューパイルジョガー mini
従来、手積みで行っていたワンプ剥き、反転、検品などの重労働をミューパイルジョガー1台で簡単に行えます。多品種・小ロットに対応した省スペース設計の高積紙揃機です。
・作業台がなく、容易に紙の出し入れが可能・当社独自の扇状振動方式で、誰でも簡単に紙揃えが可能
・除電装置により、紙粉やフィーダーストップの削減に貢献
・紙送りローラーは速度調整・巻き込み防止機能付
・反転ローラーは作業しやすい角度調整が可能で且つ、紙を捌きやすい自動搬送式の大口径ローラーを採用
・超薄紙から厚紙まで対応
・対応紙サイズは菊半裁判~菊全判
弊社では補助金の申請サポートを行っています。初回相談は無料ですので、是非お気軽にお問い合わせください。
株式会社工藤鉄工所
①PD-00000149 コンパクトパイルジョガー
紙積み作業を機械で半自動化することにより、業務のスピードアップが期待できます。被熟練者でも簡単に紙揃え作業をおこなえるようになり、作業者の身体への負荷も減ります。コストパフォーマンスに優れた印刷用紙髙積装置です。
・紙の移載や紙揃え作業をアシスト
・手挟み防止等の安全装置も完備
・振動強弱の設定も自由に可能
・ステップ台は簡易に開閉できパレットを自由に搬送可能
・紙のサイズは菊全判対応
②PD-00000156 コンパクトパイルジョガー
機器の概要、機能は①と同じです。
・紙のサイズは四六全判対応
③PD-00000157 コンパクトパイルジョガー
工藤鉄工所のフラッグシップモデルです。①、②の機能に加えて下記のような機能が追加されており、更なる省力化が見込めます。
・除電風入れ機能
・自動位置決め機能 など
・紙のサイズは四六全判対応
④PD-00000158 コンパクトパイルジョガー
機械の概要、機能は③と同じです。
・紙のサイズは菊全判対応
株式会社木田鉄工所
①PD-00000174 ミニパイラー
ワンプ包装された印刷用紙の開封及び紙積み、高積装置です。
・用紙チャッキング機構を搭載
・紙のサイズは菊全判・四六全判・A倍判
今回は、中小企業省力化投資補助金の概要解説、補助金を利用して導入できる製品の紹介をしました。省力化投資補助金を利用することで印刷用紙高積装置を最大半額で導入することができます。導入したい製品を見つけた方は是非補助金の申請をご検討ください。
省力化投資補助金の利用には事業計画書の作成が必要です。
補助金申請支援会社を利用することで、事業計画書の作成の手間を省くことができ、また採択率も上がりますので、積極的に利用することがおすすめです。
補助金オフィスでは、補助金の申請のみでなく、申請時の書類作成支援から交付申請、採択後の実績報告までトータルサポートを行なっています。詳しいサービス内容についてはこちらをご覧ください。
ものづくり補助金を中心に、幅広い補助金の採択実績がございますので、申請を検討中の事業者様は、ぜひお気軽にご相談ください。初回相談は無料です。
会社名 | 株式会社Essencimo |
代表取締役 | 杉田龍惟 |
設立日 | 2019/04/15 |
所在地 | 東京都千代田区麹町1-6-3 クレール麹町402 |
資格 | 認定支援機関取得済み |