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補助金
農林水産省が所管する補助金には多くの種類があり、農業、林業、水産業など幅広い分野において支援を受けられます。補助金を活用することによって、新技術の導入や研究等にかかる費用の一部を支援してもらえるため、コストの負担を抑えながら事業を実施できるなど幅広いメリットがあります。
本記事では、令和6年度に実施される農林水産省が所管するおすすめの補助金を一覧で紹介しています。どのような補助金があるのか、その他詳細な情報を知りたい方はぜひ参考にしてください。
補助金オフィスでは、農林水産省の補助金申請支援を受け付けております。
補助金を使えるかわからない、いくら補助されるのかわからないなど補助金に関するお悩みのある方はお気軽にお問い合わせください。
以下の記事では、概算要求をもとに、農林水産省のおすすめの補助金を紹介しています。ぜひご覧ください。
農林水産省が所管する補助金には幅広い種類があります。その中でもこの見出しでは、注目されている3つの補助金を紹介します。農林水産省が所管する補助金の中でも、特におすすめのものを知りたい方は参考にしながら申請するか検討してください。
「スマート農業の総合推進対策」とは、先進的な農業技術を活用し、生産性向上を図るための総合的な対策のことを言います。具体的には自動化された農機具やAI、IoTの開発と実証実験、新技術を広めるための教育やサポート体制の整備、スマート農業を支えるための法制度やインフラの整備を行います。
「スマート農業の総合推進対策」の具体的な事業内容としては、大きく分けて下記の2つがあります。
➀スマート農業社会実装加速化のための技術開発・実証
➁スマート農業普及のための環境整備
上記➀~➁の事業内容に沿って進められる予定となっており、大きく分けてその中に補助金が7つあります。下記の見出しでは補助金の内容について詳しく紹介するので参考にしてください。
「スマート農業の総合推進対策」の事業内容の中にある「スマート農業社会実装加速化のための技術開発・実証」では、下記2つの補助金が申請できます。
その中でも令和6年6月現在で公募が予定されているものが「次世代スマート農業技術の開発・改良・実用化」です。
公募情報につきましては下記の表でまとめているので、参考にしてください。
【次世代スマート農業技術の開発・改良・実用化】
項目 | 内容 |
公募日 | 6月上旬~7月上旬を予定 |
補助対象者 | 農業生産法人、農業関連企業、大学や研究機関、地方自治体、その他農業技術開発に関わる団体 |
補助額 | 具体的な補助額は現在公開されていません。 |
補助対象経費 | 研究開発費、機器・装置の購入費、実証実験費用、技術導入に伴う教育・訓練費用、その他技術開発に必要な経費 |
なお、「ペレット堆肥活用促進のための技術開発・実証」については、令和6年度の公募予定がまだ発表されていません。引き続き令和6年度も実施される予定となっておりますので、申請を検討されている事業者は、随時農林水産省の公式サイトをチェックしておきましょう。
「スマート農業普及のための環境整備」は、スマート農業を実現するための環境整備が主な事業内容となっています。環境整備として行われる具体的な取り組みは下記の通りとなっており、それぞれの取り組みで補助金を活用できます。
下記では、「スマート農業普及のための環境整備」で活用できる補助金について表でまとめているので、スマート農業のための環境整備に活用できる補助金をお探しの方は参考にしてください。
【農林水産データ管理・活用基盤強化】
項目 | 内容 |
公募日 | 未定 |
補助対象者 | 民間団体等 |
補助額 | 補助金の額は、応募書類の審査の結果及び補助金等交付候補者の選定数等に基づき決定される |
補助対象経費 | オープンAPI等の整備、農業データの川下とのデータ連携実証、オープンAPI等を活用したサービス事業体の育成・機能強化にかかる経費 |
【データ駆動型農業の実践・展開支援】
項目 | 内容 |
公募日 | 未定 |
補助対象者 | 民間団体等 |
補助額 | 補助金の額は、応募書類の審査の結果及び補助金等交付候補者の選定数等に基づき決定される |
補助対象経費 | 備品、事業費、旅費、謝金、賃金等 |
【スマートグリーンハウス先駆的開拓推進】
項目 | 内容 |
公募日 | 未定 |
補助対象者 | 民間企業、一般財団法人、一般社団法人、公益財団法人、公益社団法人等 |
補助額 | 原則として4,000万円以内 |
補助対象経費 | 設備購入費、借料、通信運搬費、資料購入費、原材料費、資材費、旅費、専門家謝金、人件費、委託費、保険料等 |
【農林水産業におけるロボット技術安全性確保策検討】
項目 | 内容 |
公募日 | 未定 |
補助対象者 | – |
補助額 | 5,000万円 |
補助対象経費 | – |
【データ駆動型土づくり推進】
令和6年度の公募は終了
【スマート農業教育推進】
令和6年度の公募は終了
「農林水産研究の推進」は、農林水産業と食品産業の持続可能性を高めるために、スマート農業技術に対応した品種開発の加速化、農林漁業者のニーズ対応、気候変動対策、バイオ技術を活用したイノベーション創出、市場のニーズに応じた産地形成に向けた研究開発を支援するためのものです。
具体的な事業内容については下記にまとめていますので、そちらを参考にしてください。
補助金オフィスでは、お客様の事業にあった補助金制度をリサーチし、ご提案する「顧問サービス」をご提案しています。
顧問サービスの詳細をお求めの方は下のボタンから、お問い合わせ項目で「顧問サービス」を選択してお問い合わせください。
「農林水産研究の推進」では研究開発の取り組みが支援され、具体的に下記の事業内容に当てはまる事業者が活用しやすい補助金です。
生産性向上と環境負荷低減を両立し、スマート農業技術とも連携する 「みどりの品種」を開発するとともに、ゲノム編集等の育種技術を用いた育種素材の開発を推進
農林漁業者等のニーズを踏まえ、現場では解決が困難な技術的問題を解決し、現場への早期普及を視野に入れた研究開発を推進
脱炭素や温暖化適応技術の実用化等の環境に配慮した研究開発を推進
バイオ技術等の先端技術を活用したイノベーション創出に向けた研究開発を推進
実需者のニーズに応じた生産を推進するため、生産現場で生じている課題解決に向けて、川上から川下までが参画し、研究機関が主体となり新技術の横展開を含めた研究開発を推進
「農林水産研究の推進」では、研究開発の他に、環境整備についても支援してもらえます。
具体的には下記の内容が対象となりますので参考にしてください。
研究成果の効果的な社会実装に向けた知財相談対応、専門家派遣等を実施
海外・異分野の研究動向について市場性やグローバルベンチマーク等を含む調査を実施
③ みどりの食料システム戦略実現のためのアウトリーチ活動の展開
先端技術の社会実装に向けて、専門家と国民・関係業界とのサイエンスコミュニケーション等を実施
「農林水産研究の推進」は、令和6年度の公募は2月までとなっており終了していますが、今後も引き続き公募が行われる可能性があります。農林水産省が力を入れている分野となりますので、補助金の活用を検討している事業者は、あらかじめ農林水産省の公式サイト等を随時チェックしてください。
日本の農林水産業と食品産業は、国民の食料供給や国土保全、地域の食文化や美しい景観の維持に貢献し、経済において重要な役割を果たしています。しかし、農林漁業者の高齢化や担い手不足、大規模災害などの課題に直面しています。これらの問題に対処し、食料安全保障を強化するためには、革新的な技術やサービスを生み出す研究開発が不可欠となっています。
そこで、「スタートアップへの総合的支援」は、研究開発型スタートアップを支援し、農林水産業・食品産業の課題解決とイノベーション創出を目指しています。
新たな技術開発・事業化を担うスタートアップや若手人材の発掘に力を入れている事業者は、「スタートアップへの総合的支援」の補助金の活用をご検討ください。
スタートアップへの総合的支援の具体的な事業内容としては、下記の3つとなりますので、詳しく知りたい方はそちらもチェックしてください。
スーパーアグリクリエーター発掘支援は、将来のアグリテックを担う優秀な若手人材を発掘し、研究開発や事業化に関するスキルアップを図るための事業です。
スタートアップが行う研究開発等の段階的支援は、スマート農業技術を活用したサービス事業体の創出やフードテック等の分野で起業を目指すスタートアップが行う、「創発的研究」による事業シーズ創出から実現可能性調査、試作品の作成、社会実証などの取組を、切れ目なく支援するための事業です。補助額は1件あたり1,000万円が上限となっています。
プログラムマネージャー等による伴走支援等は、ベンチャーキャピタル(VC)等が行う、スタートアップの掘り起こしや国内外の事業会社等とのマッチング、資金調達、インキュベーション施設の効果的活用、海外展開などの伴走支援の取り組みを支援するための事業です。
スタートアップへの総合的支援の令和6年度の公募については、現在終了しています。今後のスケジュールについては未定となっているため、スタートアップへの総合的支援の活用を検討されている事業者は、農林水産省の公式サイトをチェックしてください。
以下の記事では農業分野におけるものづくり補助金の活用について解説しています。ものづくり補助金は6月にも次の公募が開始される可能性があるため、ぜひご覧ください。
今回は農林水産省が所管する補助金についてまとめました。農林水産省ではその他にも農業や林業、水産業において活用できる補助金が幅広く用意されているので、できる限りコストを抑えて新しい事業に取り組みたいと考えている事業者は、ぜひ活用を検討してください。
補助金オフィスでは、補助金申請におけるサポートをトータルで実施しています。補助金は申請が複雑であり、活用したくても諦めてしまう方も少なくありません。補助金申請のサポートを受けることで、面倒な手続きは一切不要となりますので、補助金をもっとスムーズに活用したいと考えている事業者は、補助金に強い専門家が在籍する補助金オフィスにお任せください。