今年はものづくり補助金が再開するなど、政府は中小企業や大規模企業を対象にした補助金制度に力を入れています。今回紹介するのは、大規模成長投資補助金と中小企業新事業進出促進補助金です。前者は、大規模な投資を通じて企業の成長や地域の雇用創出を支援する制度で、特に成長分野への進出を目指す企業にとって大きな力となります。後者では、中小企業が新たな事業分野への挑戦や市場開拓を行うためのサポートを提供し、事業の多角化や地域経済の活性化を後押しします。本記事では、各補助金の詳細や利用する際のポイントについてご紹介します。

補助金オフィスでは、ものづくり補助金やIT導入補助金を始めとした補助金の申請支援を行っています。2024年度のIT導入補助金の採択率は100％(25件中25件採択)となっています。

初回相談は無料ですので補助金の利用を検討している方は是非お気軽にお問い合わせください。

大規模成長投資補助金

概要

大規模成長投資補助金とは、地域の雇用を支える中堅・中小企業が人手不足に対応して成長していくことを目指して、大規模な投資を支援する事業です。具体的には、持続的な賃上げを目的に、省力化等の労働生産性の向上と事業規模の拡大を図るための工場等の拠点新設や大規模な設備投資を支援します。

補助対象企業

全国の中堅・中小企業（従業員数2000人以下、みなし大企業を除く）が対象

補助率

1/3以内

補助上限額

50億円
※投資下限額は10億円となっており、コンソーシアム形式により参加企業の投資額の合計が10億円以上となる場合も対象。

補助対象経費

建物費、機械装置費、ソフトウェア費、外注費、専門家経費

成果目標

対象事業に関わる従業員の1人当たりの給与支給額が地域別の最低賃金の伸び率を上回る伸び率を実現する。

まとめ

この補助金は、大規模投資を通じて地域の成長や企業の競争力を強化することを目指しており、特に成長分野への新規参入を考える企業にとって有力な支援策です。

中小企業省力化投資補助金はこちらの記事で解説しています。

【2025年1月更新】中小企業省力化投資補助金の補助額や要件を徹底解説！！

中小企業新事業進出促進事業

概要

中小企業新事業進出促進事業とは、中小企業が新たな事業領域に進出するための取り組みを支援する補助金制度です。特に、新市場・高付加価値事業への進出を後押しすることで、中小企業等が企業規模の拡大・付加価値向上を通じた生産性向上を図り、賃上げにつなげていくことを目的とします。

補助率

1/2

補助上限

従業員数20人以下	2500万円（3000万円）
従業員数21～50人	4000万円（5000万円）
従業員数51～100人	5500万円（7000万円）
従業員数101人以上	7000万円（9000万円）

補助対象経費

建物費、構築物費、機械装置・システム構築費、技術導入費、専門家経費、広告宣伝費等

基本要件

・新規事業への挑戦
・付加価値額の年平均成長率＋4.0％以上増加
・1⼈あたり給与⽀給総額の年平均成⻑率が事業実施都道府県における最賃の直近5年間の年平均成⻑率以上、⼜は、給与⽀給総額の年平均成⻑率+2.5%以上増加
・事業所内最低賃⾦が地域別最低賃⾦+30円以上⽔準
・次世代育成⽀援対策推進法に基づく⼀般事業主⾏動計画を公表等
　

まとめ

中小企業新事業進出促進事業と大規模成長投資補助金は、それぞれ異なる規模や目的の事業を支援する補助金ですが、どちらも地域経済の活性化と持続可能な成長を促進する重要な制度です。

これらの補助金をうまく活用することで、事業の成長だけでなく、地域全体に好循環をもたらすことが可能です。どちらの補助金も、企業のニーズや規模に応じた支援を行うため、事業内容に合わせて検討することが採択の鍵になります。

補助金オフィスでは、ものづくり補助金やIT導入補助金などの補助金申請を行っており、2024年度のIT導入補助金の採択率は100％(25件中25件採択)でした。また、申請時の書類作成支援から交付申請、採択後の実績報告までトータルサポートを行なっています。詳しいサービス内容についてはこちらをご覧ください。

弊社ではITツールは登録したはいいものの補助金の申請方法が分からないといったIT事業者様に対して、IT導入支援事業者として補助金申請もサポートしております。詳しくは以下のリンクからお問合せください。

会社名	株式会社Essencimo
代表取締役	杉田龍惟
設立日	2019/04/15
所在地	東京都千代田区麹町1-6-3 クレール麹町402
資格	認定支援機関取得済み