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大阪府では、中小企業の取り組みを支援するための制度を実施しています。こういった制度をうまく活用していくことで、資金繰りをよくすることができるなど、さまざまなメリットがあります。
実際に活用できる支援制度は幅広く用意されているので、大阪府に事業所を構えている企業は、活用について検討してみてください。
この記事では、大阪府の中小企業支援の中でも現在注目されている支援制度について紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
国や各都道府県で行われている中小企業支援ですが、そもそもなぜ積極的に行われているのでしょうか。
その理由は、日本企業の9割以上が中小企業であるからです。実際に中小企業で働く人たちは3人に2人以上と言われており、さらなる発展のために支援策が豊富に用意されています。
具体的な支援策としては、主に下記の項目があげられます。
上記のように、幅広い支援策があり、これらを活用できるのは中小企業のみです。うまく活用することで経営を安定させることができたり、さらなる発展につながったりする可能性が高まるので、中小企業は積極的に活用することをおすすめします。
また、ここ最近では通常の支援策以外に、新型コロナウイルス関連の制度も多くあります。先行きが不透明な時代となっているため、定期的に大阪府や国の支援策をチェックしておくことが大切です。
次の見出しからは大阪府が行う中小企業の支援策について紹介します。特に注目されている制度のみとなりますが、活用について検討している企業は参考にしてみてください。
大阪府は全国的に見ても新型コロナウイルスの影響が強く、事業者にとっては大きな損害が発生しているでしょう。
このような状況でも事業を継続できるよう、大阪府では新型コロナウイルスの影響を受けた中小企業を中心に支援策を用意しています。ここでは現在も申請を受け付けている内容のみ紹介するので参考にしてみてください。
大阪府では、現在第10期営業時間短縮協力金を実施しています。これは主に飲食店の事業者が対象となっている支援制度です。
現在までに10回の申請が可能となっておりますが、要請期間毎に申請する必要があります。
一度申請したらこの先ずっと受け取れるわけではないので注意しましょう。
また、営業時間短縮協力金は課税対象です。売上として申告する必要があるので、この点を理解したうえで申請の手続きを行ってください。
営業時間短縮協力金は、基本的に要件を満たしていればどの事業者でも受け取れる支給金です。特に飲食店は新型コロナウイルスの影響を受けているため、資金繰りが苦しいと感じている事業者は積極的に申請を行ってください。
https://www.pref.osaka.lg.jp/kyouryokukin/kyoryokukin-10ki/index.html
第10期では、大阪府からの要請が合計3回行われており、現在対象となっているのは3月7日に要請された部分のみです。そのため、3月7日〜3月21日分の申請がまだ完了していない方は今のうちに手続きを済ませましょう。
期限は3月1日〜4月18日までとなっているため、この期間に完了させなければなりません。
新型コロナウイルスによって影響を受けている中小企業の事業者を支援するための融資制度です。大阪府では主に2つの種類の融資制度を設けているため、ここでは詳しく紹介します。
新型コロナウイルス感染症伴走支援型資金は大阪府内において事業を営んでいる方が対象の融資制度です。また、対象となる事業者は下記の項目に該当する必要があります。
新型コロナウイルス感染症伴走支援型資金は、上記の要件に満たしている方に限り、最大で6,000万円まで融資を受けられます。融資期間は措置期間が5年、返済期間が10年以内です。また、資金使途は運転資金、設備資金のみ認められます。
新型コロナウイルス感染症対応緊急資金は、新型コロナウイルスの影響を受けている中小企業が対象となり、下記のいずれかに該当する事業者が利用できる融資制度です。
このように、上記いずれかの要件を満たしている場合に申請が可能です。
融資限度額は2億円までとなっており、うち無担保は8,000万円になります。融資期間は7年以内で指定されており、措置期間は1年以内です。新型コロナウイルス感染症対応緊急資金に関しても、資金使途は運転資金および設備資金となります。
大阪府が行っている中小企業の支援制度は、新型コロナウイルス関連だけではありません。融資に関しては幅広い種類を揃えており、用途に合わせて活用できます。ここでは融資制度を中心に、特に注目されているものを紹介します。
開業サポート資金とは、主に開業資金に必要な資金調達ができる融資制度です。特に下記の内容について当てはまる方は利用を検討してみてください。
上記について当てはまる方は、比較的受けやすい融資となっているため検討してみてください。
また、金利が優遇されるケースもあり、下記に該当する方は定率より0.2%割引が適用されるので今がチャンスと言えるでしょう。
※ただし、受付時の1年前以内に東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県・茨城県に在住していた方の府内における創業が対象です。
開業サポート資金は融資限度額も3,500万円までと高く、融資期間も7年以内です。金利も1.4%となり固定なので、事業を始める方で開業資金を検討中の方は考えてみてください。
小規模企業サポート資金は、主に小規模事業者向けの融資制度です。小規模事業者の経営力、成長力を向上させることが目的として導入された制度となります。
利用資格は、大阪府内に原則として同一の事業を6ヶ月以上継続している方で、小規模事業者または特別小口企業者です。
小規模事業者とは、下記3つのいずれかに該当する事業者のことです。
特別小口企業者は、下記のすべてに該当する方です。
小規模企業サポート資金の融資限度額は2,000万円までです。上記の項目以外にも要件などがいくつかあるため、それらも確認しながら利用について検討してみてください。
大阪府では中小企業のための経営支援も実施しています。さまざまな内容がありますが、その中でも利用されている経営支援制度について見ていきます。
大阪府では、ポストコロナに向けた新事業に挑戦する中小企業を応援するための支援制度を行っています。それがV字回復に向けた新事業展開チャンレンジ支援事業です。
大阪府内の中小企業を対象に、事業計画書の策定から計画実行までのプロセスを、専門家や支援機関によってサポートしてもらえます。
例えばこれから新事業へと挑戦しようと思われている方や、事業計画の策定に不安がある方にとっておすすめの支援制度です。
インプットセミナーやワークショップへの参加も可能なので、興味がある方はぜひ利用してみてください。
日本では将来的に脱炭素を目指した事業モデルが増えると予想されています。それに対応するために中小企業ではさまざまな取り組みが行われています。しかし、新しい事業展開モデルを創出することは簡単なことではないため、国をはじめとし大阪府でも支援策が出ています。
具体的に実施される支援事業が脱炭素対応新事業展開モデル創出支援事業です。
脱炭素対応新事業展開モデル創出支援事業は、中小企業に対し脱炭素対応を踏まえた企業ブランディングを行い、専門家派遣のもと付加価値の高い事業の再構築や新事業展開のモデル事例を創出する事業の実施のことを指します。
脱炭素事業に興味がある中小企業にとってはおすすめの内容となっているため、特に大阪府で事業を営んでいる方は検討してみてください。
今回は大阪府で行われている中小企業支援の内容について紹介しました。現在では新型コロナウイルスに対応するための支援策のほか、融資制度や経営支援制度など幅広く揃えています。
特に融資制度は目的別で幅広く用意されており、小規模事業者から中小企業までが活用することができます。
しかし、融資制度には事業計画書の準備など、審査に必要な書類をいくつも準備しなければなりません。また、具体的に記載する必要もあるため、専門的知識がないとなかなか通過することは難しいでしょう。
補助金オフィスでは補助金や融資など、資金調達のために必要な申請サポートを実施しています。専門家によるきめ細やかなサポートを実施しているので、資金調達でお悩みの中小企業は気軽にご相談ください。
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