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【令和7年度版】経済産業省の補助金に関連する補正予算案の概要のまとめ!来年度予算概算要求をもとに作成

IT導入補助金ものづくり補助金事業再構築補助金小規模事業者持続化補助金省力化補助金補助金

中小企業の経営者にとって、補助金は事業を成長させる大きな支えとなります。経済産業省は、2024年度補正予算案に基づき、多様な補助金制度を展開し、企業の設備投資や事業拡大、人材育成などを後押しします。

本記事では、特に注目すべき8つの補助金制度について、補助率や補助対象経費などの詳細情報をわかりやすく解説します。

【目次】

概算要求をもとに経済産業省のおすすめの補助金制度を紹介!

経済産業省の令和7年度の概算要求は一般会計が4,415億円、エネルギー対策特別会計が7,818億円、GX推進対策費が9,818億円、特許特別会計が1,546億円で合計が2兆3,596億円となっており、前年の1兆9,072億円と比較すると大幅に増えています。


補助金オフィスでは、経済産業省が提案している補助金のほかに、さまざまな補助金申請支援を行っています。初回は無料で相談可能ですので、補助金の利用を検討している場合はお気軽にお問合せください。

経済産業省概算要求まとめ

経済産業省では、ものづくり補助金やIT導入補助金、小規模事業者持続化補助金などといった主に中小企業が経営に必要な取り組みを進めるための補助金を提供しています。概算要求は2兆3,596億円となっており、企業が長期間にわたって継続的な経営をできるようなサポートをしているのです。

本記事では、経営産業省が提供している補助金制度のうち8選を厳選して概要や補助額などを紹介するので参考にしてください。

おすすめの補助金制度8選

経済産業省の概算要求をもとに、補助事業の中で申請しやすいものを厳選して8つ紹介します。

概要

経済産業省が推進する補助金制度は、中小企業が直面する課題(生産性向上、人材不足、脱炭素化、国際競争力強化など)を解決し、日本経済全体の成長を支えるために設計されています。これらの補助金は、以下の分野を重点的に支援します:

  1. 革新的な設備投資(例:ものづくり補助金)
  2. デジタル化推進(例:IT導入補助金)
  3. 地域経済の活性化(例:小規模事業者持続化補助金)
  4. 事業承継や新事業展開の支援

補助金制度の詳細

① ものづくり補助金

「ものづくり補助金」は、生産性向上を目指す中小企業や小規模事業者を対象に、新製品の開発や生産プロセスの効率化を支援する制度です。特に、設備投資に対する支援が手厚いのが特徴です。

補助率・補助上限

  • 補助率:対象経費の1/2(賃上げ加算で最大2/3)
  • 補助上限:最大1,250万円(事業規模や申請内容により異なる)

補助対象経費

  • 新規設備(機械装置やシステム)購入費用
  • 試作開発に必要な材料費や外注費
  • 人件費や旅費(一定条件を満たす場合)

公募期間

18次締め切りまですでに締め切り期間は過ぎています。しかし、ものづくり補助金は継続的に公募されおり、来年度も発表される予定です。

申請の流れ

  1. GビズIDプライムアカウントを取得する
  2. 電子申請を行う
  3. 採択かどうかの通知が来る
  4. 対象となる事業を実施する
  5. 実績を報告する
  6. 補助金が交付される

ものづくり補助金のついては下記のサイトで詳しく説明しています。気になる方は是非チェックしてみてください。

② IT導入補助金

デジタル技術の活用を促進するための補助金です。企業の業務効率化や収益改善につながるITツール(会計ソフト、予約管理システムなど)の導入費用を支援します。

補助率・補助上限

事業のデジタル化を目的としたソフトウェアやシステムの導入を支援

  • 補助率:対象経費の1/2
  • 補助上限:1プロセス 5万円~150円未満 4プロセス以上 150万円~450万円以下

インボイス制度に対応した会計・受発注・決済ソフト

補助率補助額
3分の4以下
4分の5以下
50万円以下
2分の3以下50万円以上~350万円以下

PCやハードウエアを導入した場合

補助となる対象補助率補助額
PCやタブレット2分の1以下10万円以下
レジや券売機をはじめとしたハードウエア2分の1以下20万円以下

補助対象経費

  • ITツール(クラウドサービスやソフトウェア)購入費
  • 導入支援サービス費用

公募期間

2024年は最終7次まで締め切っています。毎年補助金を実施しているため、来年度に向けて準備するとよいでしょう。

申請の流れ

  1. 対象となるITツールを選択、準備する
  2. 交付を申請する
  3. 事業を実施する
  4. 交付手続きを行う
  5. 効果報告をする

IT導入補助金については下記サイトで詳しく説明しています。気になる方は是非チェックしてみてください。

③ 小規模事業者持続化補助金

小規模事業者を対象に、販路開拓や集客力向上を目的とした取り組みに対する補助金です。地域の商店や個人事業主にも広く利用されています。

補助率・補助上限

  • 補助率:2/3
  • 補助上限:50万円~200万円(加算項目を満たせば200万円)

補助対象経費

  • 広告費、Webサイト作成費
  • 展示会出展費、試作品開発費

公募期間

2024年度(第15回)は、2024年3月14日に終了しています。2025年度の準備をするとよいでしょう。

申請の流れ

  1. 申請の準備を行う
  2. 申請をするための手続きを行う
  3. 審査に入る
  4. 採択かどうかの結果が出たうえで交付が決定する

④ 事業承継・M&A補助金

事業承継を計画する企業やM&Aを活用して新しいビジネスを開始する企業を支援する補助金です。

補助率・補助上限

  • 補助率:対象経費の2分の1、または3分の2(一定の賃上げをする場合)
  • 補助上限:600万円以内、800万円以内(一定の賃上げをする場合)

補助対象経費

  • 事業承継計画策定費用
  • M&Aにかかるコンサルタント費用

公募期間

2025年1月9日~2025年2月16日(予定)

申請の流れ

  1. gBizIDプライムアカウントを発行する
  2. 事業承継・引継ぎ補助金Webサイトから申請を行う
  3. 対象事業を実施する
  4. 実績を報告する
  5. 補助金が交付される

補助金オフィスでは、経済産業省による補助金の申請手続き支援を行っています。興味のある方は是非一度ご相談ください。初回相談は無料です。

⑤中小企業成長促進補助金

中小企業が新市場開拓やイノベーションを推進するための補助金です。特に、海外展開や新技術開発に積極的な企業が対象となります。

補助率・補助上限

  • 補助率:1/2
  • 補助上限:1~5億円

補助対象経費

  • ソフトウェア費
  • 外注費、専門家経費
  • 成長拡大を目的とした建物費

公募期間

毎年2〜3月、6〜7月と2回の公募となっています。

申請の流れ

  1. 事業の内容や将来性の整理を行う
  2. 申請を行う
  3. 関連の事業を実施する
  4. 事業内容を報告する
  5. 補助金を受ける

⑥ 大規模成長投資補助金

地域経済の基盤を支える大規模プロジェクトに対する補助金です。人手不足をはじめとした課題に対応したうえで、成長を続けるための大規模な投資を促進します。

補助率・補助上限

  • 補助率:3分の1以内 
  • 補助上限:最大50億円

補助対象経費

  • 拠点の設立
  • 工場の増築など
  • ソフトウェアェアやシステムの導入

公募期間

毎年2〜3月、6〜7月と2回の公募となっています。

申請の流れ

  1. 事業の内容や将来性の整理を行う
  2. 申請を行う
  3. 関連の事業を実施する
  4. 事業内容を報告する
  5. 補助金を受ける

⑦ 新事業進出補助金(仮称)

事業再構築補助金の後継制度として、2025年より新しく作られる補助金となります。事業を増やしたり新規市場に参入したりするための補助を行うことで、企業の成長を支援することが目的です。

補助率・補助上限

  • 補助率:2分の1(小規模事業者や賃上げ要件に当てはまる場合は3分の2)
  • 補助上限:1億円

補助対象経費

  • 新事業に必要な市場調査費
  • 外注費
  • 専門家経費
  • 建設費
  • 機会装置費
  • ソフトウェア費

公募期間(予定)

1回目
2025年2月~3月

2回目
2025年6月~7月

3回目
2025年9月~10月

申請の流れ

  1. 事業の内容や将来性の整理を行う
  2. 申請を行う
  3. 関連の事業を実施する
  4. 事業内容を報告する
  5. 補助金を受ける

⑧ 中小企業省力化投資補助金

中小企業省力化投資補助金

省力化投資補助金では、労働力不足解消を目的としたIoT、ロボット等の省力化設備の導入を支援します。

補助率・補助上限

  • 補助率:2分の1以下
  • 補助上限:200万円~1,000万円 賃上げ要求を達成した場合は300万円~1,500万円
従業員数補助上限額
従業員が5名以下の企業200万円(300万円)
従業員が6名から20名の企業500万円(750万円)
従業員が21名以上の企業1,000万円(1,500万円)

補助対象経費

  • AIやロボットなどの省力化設備導入費用
  • システム連携の開発費

公募期間

随時受付中のため、いつでも申請することが可能です。予算額が大きく採択数も大きいことが予想されるため、興味のある方は是非一度ご相談ください。初回相談は無料です。

申請の流れ

  1. gBizIDを取得する
  2. 電子申請を行う
  3. 製品カタログから製品を選ぶ
  4. 販売事業者を選ぶ
  5. 販売事業者と共同で申請を行う

中小企業省力化投資補助金のカタログ掲載製品を下記サイトで紹介しています。興味のある方は是非ご覧ください。

まとめ

経済産業省の補助金制度は、多岐にわたり中小企業の成長を幅広く支援しています。2024年度補正予算では、地域経済の再構築や脱炭素化推進が重点課題となっており、補助金を活用することで課題解決につながる場合があります。

公募要領の詳細は経済産業省の公式サイトや各補助金専用ポータルで確認可能です。ぜひ、自社の課題解決に最適な補助金を見つけて、積極的に活用してください。


補助金オフィスでは、ものづくり補助金やIT導入補助金をはじめとする経済産業省による補助金の申請サポートを行っています。累計100件以上の採択実績と90%以上の採択率があります。事前準備から補助金交付後の報告書まで一気通貫で素早く確実にサポートさせて頂いております。詳しいサービス内容につきましてはこちらをご覧ください。

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